緊急帝王切開の記録 -その1

陣痛42時間の果て・・・

私は初めてのお産でなかなか子宮口が開かず、陣痛室に3日も居座り、陣痛促進剤(アトニン)を点滴したり、上に医者が馬乗りになってお腹を押したりしましたが、死にそうな痛みが来てても産むことができず、陣痛42時間の末、最終的には緊急帝王切開となりました。

痛みのフルコースを体験した上にハラキリという結果となり、その時起こったこと・後日考えたこと・周りから言われたこと、などを振り返ってまとめてみようと思います。

立ち会い出産でビデオを録るはずが・・・

出産は夫の立ち会いを希望していたので、妊娠初期に立ち会い出産が可能な病院を探しましたが、大きな病院ではやってないと言われ、結局小さな個人の産婦人科医院に決めました。

この産院は看護師長さんがスパルタで有名で、体育会系のノリについて行けない妊婦さんは、早々と妊娠初期のうちに転院していきました。

私は、出産したらすぐに夫にビデオを回してもらって、大事な記録にするんだ!などと意気込んでいました。
陣痛が始まって入院しましたが、陣痛が来れども来れどもなかなか子宮口は開かず、無限に続く痛さに涙が出てきました。

内診した看護師長が「全然開いて来ないじゃない!」と言いながら、指で子宮口をグリグリとし刺激を与えました。これが痛いのなんの!陣痛とのダブルパンチで気が遠くなりました。

何度かいきむように言われましたが、最後の方はそんな力も残っておらず。「もっと力を入れなさい!全然入ってない!」と看護師長に怒られながら、ヒエー!もうこれが全力だっつーの!!!といっぱいいっぱいでした。


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